発達障害のこどもに対する保育の考え方と取り組み

講義編、質問編と2回に分けて学ぶ

*2022年6月と7月に開催された2回の研修です。

発達障害やそう思われるこどもへの対応について、その考え方やよく示す行動への具体的な対応を、講義編と質問編の2回の研修で学びます。

本講座は、講師による「講義」と、当日の参加者からの質問に答える「Q&A」で構成されています。

講師 野藤 弘幸

作業療法学博士。発達障害のこどもと保護者、関わる保育者、その他当事者と家族を対象に相談活動と支援者研修を行う。著書に『発達障害のこどもを行き詰まらせない保育実践』等。

配信期間は2024年5月~2025年3月末です。

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資料1 講義編の資料

資料2 スライド

映像:118分

1.「発達障害」について

2.「愛着」との関係から、気になるこどもの行動を,3 つのキーワードで理解する
 ・注意力
 ・感受性
 ・身体のリズム

3.こどもの行動の意味を理解し、対応を考えます
(1)「1.身体の使い方がわからない」
(2)「34.利き手が決まっていない」
(3)「22.言葉の発達が遅い」
(4)「18.あそびがメディアの話題ばかりになる」
(5)「45.愛着に問題がある」

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映像:134分

◆こどもへの対応
1.トイレトレーニングがすすみません
2.・夜中まで起きているようですが、午睡ができません。午睡は園の方針です
  ・午睡のときに、自慰行為をします
  ・午睡のときに、大きな声を出して、他児を起こします
3.・吸い食べが続いています
  ・食べることに興味がないようです
  ・食事中、姿勢を保つことができません
4.・何でも口に入れます
  ・足の爪まで噛みます
  ・手の指を吸って、ふやけた皮をつまみます
  ・頭を壁に打ちつけます
  ・他児を噛みます
  ・登園時に家にあるおもちゃを持ってきます
5.・気に入らないと奇声をあげて、集団行動に沿いません
  ・コーナーや間仕切りを使っても、周りが気になり、身支度をしません
  ・トイレ以外のところで、突然、おしっこをもらします
6.少し前に遊んでいたおもちゃを他児が触ると怒ります
7.・恐竜などになりきります
  ・戦いごっこをします
  ・絵カードを使っても伝わりません
  ・ひとの話を聞く力が弱いように感じます
8.集団に対して話すときに、泣いてしまいます
9.お箸はいつから使うのでしょうか
10.・こちらが注意していること、提示していることは、わかっているようです
  ・年齢より早く文字を覚え出しました
  ・理解は年齢からすると早いと思いますが、行動は幼いです
  ・過集中かと感じます
11.・保育者を叩き、蹴ります
  ・よくないことを伝えても聞き入れないどころか、さらにします
  ・他児を中傷する発言を繰り返します
  ・注目行動を繰り返します
12.・他児が排泄しているところを見ようとします
  ・保育者の「水着ゾーン」に触れてきます
13.・双子やきょうだいは同じクラスがいいのか
  ・個別で支援が必要なこどもには、決まった保育者がつくべきか

◆保護者への対応
1.・「疲れた」「もう、こどもとは一緒にいたくない」と連絡帳に書いてきます
  ・「こどもを愛せない」と言います
2.・こどもの発達について、性格だと割り切ります
  ・専門機関を訪ねることを拒否します
  ・卒園児です。就学後、学校に行けなくなったようです
  ・こどもの障害にあわせて保育をしてほしい、と言います
  ・行事への参加を嫌がりますが、保護者は他児と同じように参加を求めます
3.・保護者もこだわりがあるようです
  ・必要な準備物を用意できません
  ・連絡帳に、家での様子を書いてくれません
  ・日本語でのコミュニケーションが十分にとれない外国籍の保護者がいます

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